今回はこの時代に流行したヘアーセットを、実際にセットをして写真を見ながら説明していきます。
前回は2007年~2012年代にヘアーセットが移り変わった背景をお話ししました。
それについて詳しく知りたい方は(こちらをご覧下さい)。
では早速ヘアーセットについての説明をしていきます。
まずはいつものようにイヤートゥイヤーに髪を前後に分け取り、後ろの髪をクリップを使って留めておきます。
前髪も必要な分だけをクリップで留めます。
そして、残ったサイドの髪を編み込みしていくのですが、編み込み方も2種類あるのでまずはその説明を先にしていきます。
・一般的な編み込み
毛束を3つに分け取り始めは三つ編みをします。
次に三つ編みと同じやり方で真ん中の髪に左右の髪を上に重ねていくのですが、この時に下の髪をすくいながら重ねていくのがポイントで、これを繰り返していくと三つ編みではなく編み込みになります。
下の髪をすくわないと三つ編みになってしまいます。
これは皆さんが良くご存知の編み込み方法です。
・裏編み込み
これは一見難しいように聞こえるかもしれませんが、先ほど説明した編み込みとほぼやり方は同じで、違う所は重ねていく髪を上に上にではなく、下へ下へと重ねていくだけで裏編み込みができます。
そうしていくと写真の様な裏編み込みになります。
写真を見れば一般的な編み込みと裏編み込みの違いがお分かり頂けるかと思います。
一般的な編み込みの方が全体とのバランスが合わせやすくナチュラルで、裏編み込みの場合は編み込みの部分が強調されるので、髪が細くて少ないお客様や、編み込みをより強調したい時に使うとそれぞれの特徴にあったヘアーセットが出来ます。
これを踏まえて、お客様がどちらの編み込みをやりたいかを聞いて使い分けをしています。
ただ、この時代の編み込みやヘアーセットは、まだルーズさを出さずにあくまで作り込み過ぎないナチュラルなヘアーセットが主流だったので、今流行っているような編み込みとはまたちょっと違ったスタイルになります。
余談が長くなりましたが、編み込みが終わったら次にイヤートゥイヤーより後ろの髪をアップにしていきます。
まずはコテを使って後ろの髪を内巻きと外巻きを交互に、強めに巻いていきます。
この頃から、今は定番となったランダム巻きや交互巻きが出てきました。
そして次に、先ほども説明したように作り過ぎないようにナチュラルに軽く逆毛を立てて、後はオニピンを使って長い髪をまとめていきます。
アメピンを使うとしっかりと留まり過ぎてしまい、ナチュラルなスタイルではなくなってしまいます。
これで今まで逆毛を立てていたしっかりとしたヘアーセットとは違い、作り込み過ぎないナチュラルな編み込みアップの完成です。
少し現代のヘアーセットに近づいてきましたね。
このようにヘアーセットも少しずつ形を変えて、流行も変わっていきます。
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