皆さんは、外国人のようなブロンドカラーに憧れた事はありませんか?
美しいブロンドカラーにするためには、実は多くの工程を踏まないといけません。
施術もブリーチ剤を使用した後に、通常のカラー剤をかぶせるとても複雑な工程になっています。
また、ダメージレベルや希望の明るさに合わせて、過酸化水素水の濃度や比率も調整します。
※この上の画像がオーダーだった場合の、当店での施術の手順や薬剤レシピ、こだわりを紹介していきます。
①「最初に、必ず過去の施術の履歴を確認します」
最近、エアウェーブや黒染めをした事があるのか?していないのか?このような履歴があると、仕上がりに大きく影響してしまうからです。
②「ブロンドカラーの明るさをレベルスケールで確認します」
レベルスケールの数字が高くなるにつれて、髪は明るくなります。自然な黒髪が5~6トーンなので、最終的に20トーン近くまでリフトアップ(明るく)していきます。
③「ブリーチの塗布は必要に応じ1回~4回施術していきます」
※『ナプラ アクセスパウダーブリーチ』
ブリーチ剤(脱色剤) 1:3 過酸化水素水6%で施術。
日本人の持っているメラニン色素(デュフューズメラニンやグラニュラメラニン)をブリーチにより分解していきます。
限りなく20トーンのペールイエローに近づけていきます。ここまでの工程でベースが整いました。
④「ファッションカラーの施術にはいります。薄く、やわらかい色のフィルムをはっていくイメージで施術します」
※『ウエラニューコレストンパーフェクト』
ネイチャーコントロールとブルーシルバーを4:1の比率で混ぜます。
この薬剤に補色としてバイオレットを2割入れます。
「14/00 (4:1) 12/88➡️12/6を2割」 (1:2) 過酸化水素水1.5%
ブリーチをした髪色を見て、「色彩学の色相環」を利用し、薬剤選定していきます。
黄色が強く残っている場合には、補色にあたる青紫色のカラー剤を使用します。
また、オレンジ色が強く残っている場合には補色にあたる青色のカラー剤でオレンジ色を消していきます。
⑤「放置時間を考慮する事により、ダメージを最小限におさえます」
ダメージが少ないという事は、ヘアーカラーも退色しずらいという事になります。度重なるカラーリングにより、毛髪だけではなく、地肌にもダメージがでてしまうので細心の注意を払います。
⑥「サロンでの集中ケアトリートメントに移ります」
髪の毛のPH値が強アルカリに傾いているので、優しく、時間をかけて健康なPH値の弱酸性に戻していきます。さらに、ケラチンや、コラーゲンなどで内部補修し、毛髪の表面をコーティングしてあげるとヘアーカラーの退色を軽減できます。
⑦「ホームケアのアドバイス」
ホームケアは、洗浄力の弱い、ヘアーカラー専用のシャンプー剤か、アミノ酸系のシャンプー剤を使用します。36℃前後のぬるま湯で、毛髪も地肌も優しく洗いましょう。
この様な多くの工程を踏む分、美しい仕上がりになります!
また髪だけではなく、メイクアップとの連動も大切になります。
過去に紹介した、日本人にオススメのメイクアップ用品の記事は(こちらをご覧下さい)。
興味のある方は、気軽にご相談ください。
『札幌のトレンドを発信する美容室』
COFFRET-hair artistic-
〒064-0804
札幌市中央区南4条西2丁目セントラルs4ビル5F
TEL 011-206-1967
FAX 011-206-1968