様々なシザーの種類。
皆さんは美容師を見た時に、なぜこんなにハサミが必要なのだろうと思った事はありませんか?
今日はその1つ1つを説明していきます。
まずシザーには2種類あります。
セニング、俗に言うスキバサミ、もう1つがシザーです。
シザーにはウェット用のシザーとドライ用シザーの2種類があり、ウェット用は髪が濡れた状態の時に使用し、ドライ用は乾いた状態の時に使います。
さらにスタイリストによって、このシザーはウェット用でもよく切れるシザー、あえて刃を研がずに滑らせながら使用するシザーの2種類がある場合もあります。
次にセニングです。
セニングは1丁でいいのではないかと思う方もいるかもしれませんが、セニングにはすく量を調整出来るようにスキ率が違うセニングがあります。
1度のセニングの開閉で切れる量をパーセントに分け、10%、20%、25%~30%、40%、50%の種類のセニングがあります。
たくさん量が取れるものと取れないものを購入しているスタイリストもいます。
なぜ美容師が複数のシザーを腰にかけているかわかりましたか?
お客様1人1人の髪質や毛量に合うシザーでカットをしなければ、お客様の求めているヘアスタイルにならない為、複数のシザーや技術を使ってカットしています。
その為美容師はあらゆるシザーを手にして自分の手に合うか、サイズ感や刃の形を見て購入しています。
なので思い入れも強くメッセージを刻んでいるスタッフもいます。
私も今後思い入れの強いシザーを購入しようと思います。